45歳、トラックドライバーを辞めて精肉店へ

再挑戦記録

45歳、未経験で精肉店へ転職。 しかもトラックドライバーからのキャリアチェンジ。

「40代で仕事を変えるなんて無謀だ」 「給料が下がるのに、なぜ?」 そう思う人もいるかもしれません。

それでも僕は、人身事故をきっかけに退職を決断しました。 40代の転職は、不安との戦いです。安定を取るか、可能性を取るか。

この記事では、 45歳で未経験の業界に飛び込んだ理由と、 “給料をもらう側”から“自分で稼ぐ側”へ進もうと決めた背景を正直に書きます。

もし今、 「このままでいいのか?」と悩んでいるなら、 きっとどこかで共鳴してもらえるはずです。

人身事故が人生の問いを突きつけた

人身事故を起こした瞬間、長く握ってきたハンドルを手放す決意をした。

トラックドライバーとして働きながら、ずっと考えていた。 「このままでいいのか?」 大きな不満はない。生活もできていた。 それでも、未来の自分を想像すると不安があった。

ハンドルを握りながら浮かんだ問いは、 「この仕事を続けるのか?」ではなく、 「この人生でいいのか?」だった。

悩みながら働いていたとき、ついに人身事故を起こしてしまった。 命を奪う側になりかねない仕事から距離を置きたいと思った。

でも本当に向き合い始めたのは、 これからの10年をどう生きるかということだった。

40代の転職で感じた不安と葛藤

転職活動を始めた頃、友人が声をかけてくれた。

「うちの精肉屋においでよ。」

その言葉は本当にありがたかった。 ただ同時に、45歳の自分がまだ世の中に必要とされているのか確かめたくて、 飲食店や酒屋の営業など、10件ほど面接を受けた。

ワインソムリエの資格も武器になり、4件の内定をもらえた。 安心した反面、どこか違和感が残った。

「また“給料をもらう場所”を選ぶだけでいいのか?」

将来は、自分の力で稼げる人間になりたい。 雇われるだけでなく、自分の価値で勝負したい。 その思いが強くなっていった。

そして浮かんだのが――キッチンカーだった。

キッチンカーという答えにたどり着くまで

元ワインソムリエ。 3tトラックで住宅街の細い道も毎日走ってきたドライバー。 そして、もし肉を扱えるようになったら?

キッチンカーで「肉とワイン」を届けられる。

  • ワインを知っている
  • 運転ができる
  • 精肉を学べる

この組み合わせは、もしかしたら希少なんじゃないか。 これまでの経験は無駄じゃなく、むしろ武器になるんじゃないか。

バラバラだった点が、一本の線になった瞬間だった。

夫婦で描く“ロマンのある老後”

あるシェフの本に、こんな言葉があった。

「将来はキッチンカーで全国に広めたい」

一点突破で突き抜けた人の言葉は、心に刺さった。 自分もそんな老後を夢見たいと思った。

妻とは競馬が共通の趣味だ。 キッチンカーで全国の競馬場を回る。 夫婦で忙しく働きながら、笑い合う日々。

そんなロマンを、本気で叶えたい。

給料が下がっても挑戦を選んだ理由

精肉店への転職は未経験。 当然、給料は下がる。 妻にも負担をかける。 正直、怖かった。

でも、数年本気で積み上げれば、 トラックドライバー以上の収入を得られる可能性もある。

それ以上に―― 「自分で稼ぐ力」を身につけたい。

何度も話し合い、妻は僕の決意に共感してくれた。 その瞬間、覚悟が決まった。

45歳の再出発。これは逃げではない

これは逃げではない。 再出発だ。

ハンドルを手放した男が、今度は包丁を握る。 いつか全国の競馬場で、夫婦でキッチンカーを出すその日まで。 この挑戦を、積み上げていく。

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