人身事故からトラックを降り、45歳・未経験で精肉店へ——再スタートの初日を書いた記事です。
- 「きつい?」「未経験でもできる?」——転職前、ボクも知りたかった答え
- 初日の仕事内容と、元同僚との再会まで
まず結論|未経験でも働ける。でも今日から職人ではない
「精肉店の仕事はきつい?」「45歳未経験でも働ける?」「実際の仕事内容は?」——転職前、ボクもまずこの3つを知りたかった。初日を働いてみた答えを、先に書きます。
初日のボクに任されたのは、配送と鶏もも肉の脂取りが中心でした。いきなり牛肉を捌くわけではなく、包丁も「少しだけ」触る程度でした。
ボクの場合は、いきなり難しい仕事を任されることはありませんでした。体力的には、トラック運転手時代の方がきつかった。
未経験でも「今日から働ける」現場だった。でも「今日から職人」ではない——それが初日の正直なところです。
ボクは45歳・未経験で精肉店に転職しました。元トラックドライバーで、人身事故をきっかけに仕事を選び直した、再スタートの初日です。
精肉店の初日、ボクが任された仕事
配送は保育園・学校・病院など、約15件ほど。荷物は軽く、トラック時代のような時間プレッシャーもありません。精肉店の配送は「体力仕事」というより、軽作業に近い印象でした。
午後の脂取りは別です。肉を商品にする仕事なので、雑には扱えない。脂取りひとつで、余計な身まで削いでしまいそうになる。ベテランの手捌きは無駄がなく流れるようで、ボクはまだぎこちない——包丁の角度と力加減ひとつで仕上がりが変わると、ここで実感しました。
初日の流れはこちらです。
6:30〜11:00 配送(約15件)
11:00〜11:30 片付け
11:30〜12:30 昼食
12:30〜14:00 鶏もも肉の掃除(脂取り)
14:00〜15:00 病院へ配送(1件)
15:00〜16:00 鶏もも作業の続き
16:00〜18:00 片付け・清掃
体力より、包丁のほうが難しかった
転職前、「45歳だから体力的にきついんじゃないか」と思っていました。6時30分から18時まで、拘束時間は約11時間半——長い。でも配送の荷物は軽く、体力的には、トラック運転手時代の方がきつかった。
ただし——包丁作業は想像以上に神経を使います。鶏ももの脂取りは想像以上に難しく、包丁の感覚はまったく掴めませんでした。きつさは「体力」より「集中力と手の感覚」にある、と初日で感じました。
まさか初日から包丁を持つとは思っていませんでした。まだうまく扱えません。それでも、鶏ももの脂取りを続けました。
初日に感じた職場の雰囲気
転職前は、人間関係も気になっていました。でも初日の印象は、思っていたより温かい職場でした。
社長が横で笑ってくれる。昼食も出前で支給される。少なくとも、初日に「ここは怖い場所だ」と感じることはありませんでした。
配送先で、元同僚と再会した
14時、病院への配達でドライバー時代の知り合いに遭遇しました。初日のなかで、いちばん強く残った出来事です。
「人身事故で辞めたのに、また配送してるのか?」——一瞬、過去の自分を突きつけられた感覚がありました。
過去の仕事。人身事故。転職。精肉店。——初日に、全部が一度に交差した瞬間でした。
ただ今の仕事はあの頃とは違います。荷物は軽い。時間に追われない。本業は配送ではなく「肉を捌くこと」だと伝えると、社長が笑っていました。
その空気に、少し救われた気がします。人身事故からトラックを離れ、45歳で精肉店へ——配送先で、元同僚と向き合った初日でした。
まとめ|45歳からの初日
初日の時点では、まさか初日から包丁を持つとは思っていませんでした。まだうまく扱えない。まだ鶏ももの脂取りすら満足にはできない——そんな初日でした。
でも、今日から働くことはできた。鶏ももの脂を取りながら、包丁を握った。人身事故からトラックを降り、精肉店へ向かったボクにとって、それだけでも大きな一日だったと思います。
まだ職人ではない。でも、「今日から働ける」現場に、今日から入れた。
2日目はどうだったか——次の記事に続きます。
夢は競馬好きの妻とキッチンカーで全国の競馬場を巡ること。
失敗も悔しさもそのまま書くブログ「ハンドルを切れずに、肉を切る。」運営中。
※本記事は個人の体験・記録です。勤務条件や仕事内容は店舗によって異なります。転職を検討される際は、ご自身の状況に合わせてご判断ください。


コメント