ハンドルを切れずに、肉を切る。元ソムリエの45歳・再挑戦記録
10年のソムリエ経験、8年のトラック運転手時代、そして人身事故という人生最大の転機。なぜボクは45歳で、未経験の精肉業界に飛び込んだのか?
これは、理想と現実の間で悩み、泥臭くあがきながら、自分の手で未来を切り拓こうとするボクのリアルなドキュメンタリーです。
【この物語について】
今の仕事で「このままでいいのか?」と自問自答している方へ。 このブログでは、ボクの過去の振り返りだけでなく、**「45歳からの挑戦のリアル」**を日々発信しています。
- 悩みを持つ方へ: 安定を捨てたボクが、どうやって新しい武器を手に入れたのか。その思考プロセスと「人生を再起動するための準備」を共有します。
- 精肉・飲食業に興味がある方へ: 未経験から職人を目指すプロセスを包み隠さず公開します。
- 一緒に走ってくれる方へ: キッチンカー開業までの道のりを「公開経営」していきます。ボクの挑戦を、応援してくれるようれしいです。
【目次】
- [第1章] ソムリエ時代:充実と挫折 華やかなワインの世界の裏側。なぜ父の店を継ぐ夢を諦め、逃げ出すことになったのか。
- [第2章] トラックドライバー8年:安定の檻と会社の闇 年収480万円の代償。組織の不祥事に気づいた時、なぜボクは「安定」を捨てられたのか。
- [第3章] 人身事故:人生最大の転機 ハンドルを握る仕事の重み。接触したあの瞬間の恐怖が、ボクの人生を根本から変えた。
- [第4章] 無職からの転職活動:迷いと気づき 「やりたいこと」ではなく「給料」を探していた自分への失望。どうやって自分を取り戻したか。
- [第5章] たい焼き vs 精肉:本当に悩んだ分岐点 ロマンか、技術か。なぜ「たい焼き」ではなく「精肉」を選んだのか。ボクの勝算と決断の理由。
- [第6章] 精肉修行:命をいただく仕事 45歳未経験。体力と衰えとの戦い。技術者として生きるための泥臭い修行記録。
- [最終章] キッチンカー(未来):肉とワインで全国へ 夫婦で目指す夢。競馬場を巡り、最高の肉とワインを届けるための未来図。
【物語のあらすじ】
第一章:ソムリエ時代(充実と挫折)
フランス料理店で10年。
接客を学び、ワインを学び、料理人たちの世界を見てきた。
皿の上の料理と、
グラスの中のワイン。
毎日が忙しく、でもどこか誇らしい仕事だった。
けれど現実は、決して華やかだけではない。
・長時間労働
・理不尽な上下関係
・体力勝負の世界
父の店を継ぐつもりで飲食業界に飛び込み、必死に踏ん張ってきた。
それでも人間関係に悩み、体調を崩し、最後は逃げ出すように業界を去った。
次に選んだ仕事は、トラックドライバー。
一人の時間が多い。
運転は嫌いじゃない。
給料もそこそこ安定している。
そうして、ハンドルを握る生活が始まった。
振り返ればここが、
第一章:安定の檻。
安定はしている。
でもどこかで、ずっと思っていた。
「このままでいいのか」と。
第二章:トラックドライバー8年(安定の檻と会社の闇)
最初は「次の仕事」くらいの気持ちで、トラックドライバーになった。
けれど働くうちに、ここで骨を埋める覚悟も生まれた。
出世欲も出てきた。
係長になった年、年収は480万円。
管理職として給料の少なさに不満はあったが、仕事にも慣れ、生活は安定していた。
人間関係で困ることもない。
それでも、心のどこかで思っていた。
「このままでいいのか」と。
働き続けるうちに、
会社の“見えなかった部分”が見えてきた。
・平均年齢55歳の組織
・変化を拒む空気
・上司の不祥事(1000万円を超える金銭問題)
組織の中にいると、見ないふりをする人がほとんどだった。
でも、一度見えてしまったものは、
もう見なかったことにはできない。
気づけば、心のどこかが少しずつ削られていった。
振り返ればここが、
第二章:会社の闇。
この頃から、人生の歯車は静かに狂い始めていた。
第三章:人身事故(人生最大の転機)
トラックドライバーとして、
一番起きてはいけないことが起きた。
人身事故。
幸い、相手に大きな怪我はなかった。
それでも――
接触した、あの瞬間。
今でも、ふと頭をよぎる。
人を殺していたかもしれない。
そのとき、自分の仕事の怖さを
改めて思い知らされた。
その日の帰り道、
妻に「ドライバーをやめる」と告げた。
そして翌日、
会社に退職届を出した。
振り返ればここが、
人生最大の転機だった。
第四章:無職からの転職活動(迷いと気づき)
45歳。
やりたいことはない。
成し遂げたいことも、
いつの間にか無くなっていた。
それでも、動いた。
候補にあがった仕事は、
・ワイン営業(知人の紹介)
・飲食店(求人サイト)
・たい焼き屋(ふとした閃き)
・精肉店(友人の職場)
いくつかの仕事を見て、考えて、また迷う。
そんな転職活動の中で、
ひとつのことに気づいた。
自分は、
仕事を探していたんじゃない。
給料をもらう場所を探していただけだった。
その気づきは、
これまでの働き方を見直すきっかけになった。
振り返ればここが、
人生の価値観が変わり始めた瞬間だった。
第五章:たい焼き vs 精肉(本当に悩んだ分岐点)
ここは、人生最大の分岐点だった。
転職活動の中で、
最後まで残った選択肢は二つ。
たい焼き屋か、精肉屋か。
たい焼き屋にはロマンがあった。
・キッチンカー
・独立
・自分の店
想像すると、少しワクワクした。
一方、精肉屋はまったく違う。
・技術
・一生モノ
・食の本質
華やかさはない。
でも、確実に手に残るものがある。
悩んだ末に選んだのは、
精肉だった。
理由はシンプルだ。
技術は武器になる。
それに、持ち腐れていた
ワインソムリエの資格も活かせる。
肉とワイン。
そして運転。
将来キッチンカーをやるとしても、
きっと武器になる。
振り返れば、この選択が
これからの人生を決めることになった。
第六章:精肉修行(現在)
45歳。
未経験。
手にしたのは、一本の包丁。
体力も落ちている。
覚えも、若い頃ほど良くない。
それでも――
これまでの、
命を奪う側の仕事から、
これからは、
命をいただく仕事へ。
もう一度、
技術者として食に向き合おうと思った。
肉を切る。
覚えることは山ほどある。
それでも少しずつ、
手を動かし、覚えていく。
派手な仕事ではない。
でも、確かに手に残るものがある。
そして何より、
可能性が広がった。
肉とワイン。
そして運転。
これまでの経験のすべてが、
いつかキッチンカーにつながるかもしれない。
こうして、
精肉店での修行が始まった。
振り返ればここが、
第二の人生の始まりだった。
最終章:キッチンカー(未来)
夢は、
肉とワインのキッチンカー。
夫婦共通の趣味は、
競馬。
その趣味の延長に、
ひとつの未来を描いている。
肉を焼き、
ワインを注ぎ、
キッチンカーに妻を乗せて、
全国の競馬場を回る。
ゲートが開く、
あの瞬間の高鳴り。
レースの高揚感を、
夫婦で重ねながら、
これからの人生を走っていきたい。
【ボクの現在地】
現在の職業: 精肉修行中(日々、包丁と格闘しています!)
これからの目標: 肉とワインのキッチンカー開業(全国の競馬場出店を目指し中!)
最新の挑戦をSNSで発信中: [@chokueii(X旧Twitter)]
note発信中: [https://note.com/45restart
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