「仕事」ではなく「給料」を探していた転職活動

転職記

前回の記事では、転職サイトを見続けて疲れてしまったこと、そしてそこから自分の棚卸しに踏み出したことを書きました。この記事はこんな人におすすめです。

  • 転職活動をしているけど、なかなか「これだ!」と思える仕事が見つからない人
  • 年収や条件ばかりで求人を選んでしまい、心からワクワクできない人
  • 自分の本音ややりたいことを整理して、新しい挑戦を見つけたい人


※前回の記事はこちら
転職サイトを見続けて気がついたこと

自分を棚卸ししても答えは出なかった

棚卸しをしてみたものの、正直なところ答えはまだ出ていませんでした。
でもこの時のボクは、まだ気づいていませんでした。
それは、自分が「仕事」ではなく「給料」を探していたこと。

今は、給料をもらうことしかできないけど、
本当は、自分で稼げるようになりたかった。

「これをやりたい」と胸を張って言える仕事は、まだ見つかっていなかったのです。

飲食店の求人が次々と届く

そんな中、フード人材バンクの担当者から次々と面接確定の連絡が届きました。
紹介されたのは、どれも飲食店の仕事。

  • 焼肉屋
  • しゃぶしゃぶ屋
  • イタリアンのサービス
  • 和食店

以前の経歴(ワインソムリエ/フランス料理店10年)を伝えていたこともあり、紹介されるのは飲食店ばかりでした。

紹介された仕事に気持ちが乗らない

正直、どうしても気持ちが前向きになれませんでした。
ボクは担当者にこう伝えていました。

「精肉屋のように、未経験からでも手に職をつけられる仕事をしたい」

将来を考えたとき、ただ接客を続けるよりも、技術として積み上がる仕事をしたいと思っていたからです。

それでも、紹介された企業の中には年収500万円ほど見込める会社もありました。
「せっかくの機会だし、話だけでも聞いてみよう」と思い、いくつかの面接は受けてみることにしました。

面接した仕事の内容

  • 焼肉屋
    キッチンに入り肉を捌く業務もあり、精肉に近いスキルが身につく可能性あり。
  • しゃぶしゃぶ屋
    老舗で企業規模も大きく、労働環境も比較的ホワイト。
    精肉部も兼ね備え、店舗のサービスも担当するため、ソムリエ経験も活かせるかも。

イタリアンや和食のサービス職も提示されましたが、どうしても気持ちが乗らず、面接は丁寧にお断りしました。

担当者との違和感

担当者とのやり取りの中で、どこか噛み合わない感覚がありました。
事前に

  • 平日の面接は難しい
  • 連絡はLINEで大丈夫

と伝えていたのに、ある日の夜21時頃、突然電話が。

「明日、面接どうですか?」

確かに翌日は土曜日。
しかし翌朝はトラックドライバーの仕事で早朝出勤です。そのことも伝えていたはずでした。

正直、少し雑に扱われているような感覚を覚えました。
担当者は28歳。45歳の自分との温度差も、どこかで感じていたのかもしれません。

その面接は断り、翌週に変更してもらいました。
しかしその後も、面接日程が決まるまでに2週間以上かかるなど、どこかスピード感が合いませんでした。

問題は自分にもあった

トラックドライバーとしての最終出勤日(2/10)が近づく中、転職活動は思ったより進んでいませんでした。

ふと思いました。
本当に問題だったのは担当者だけだったのだろうか。

もしかするとボク自身も、
「紹介してもらうのを待つだけの転職活動」になっていたのではないか。

サポート担当がついたことで、どこかで
「任せておけば進む」と思ってしまっていたのかもしれません。

ボクは「給料」を探していた

改めて転職サイトを見直してみて、あることに気がつきました。

ボクは「仕事」を探しているのではなく、「給料」だけを探していたのではないか。

仕事内容よりも

  • 今より年収が上がりそうか
  • 条件が良いかどうか

そればかりを基準に見ていたのです。
棚卸しをしてもピンと来なかった理由は、ここにあったのかもしれません。

稼げる自分”になりたい

そこでふと思いました。
給料をもらえる場所を探すのではなく、給料を“稼げる自分”になればいい。

妻や収入のことはいったん脇に置き、

  • 自分は何をしているとワクワクするのか
  • どんな仕事なら続けられるのか

そんな「少年のような気持ち」で、もう一度自分の本音を見つめ直してみました。

すると、不思議なことに、ある仕事が頭に浮かびました。

頭に浮かんだのは――たい焼き屋だった

トラックドライバーの休憩中、よくたい焼きを買って食べていました。
もともとたい焼きが好きだったこともあります。

オペレーションはシンプルだけれど、
あんこの味や焼き方にこだわる“職人気質”の世界。
そんなところにも、どこか魅力を感じていたのかもしれません。

気づけばボクは、たい焼き屋の求人を探していました。
そして、そのまま面接の連絡を入れていました。

まとめ

転職活動を始めたとき、ボクは「仕事」を探しているつもりでした。
でも振り返ってみると、実際に探していたのは「給料」だったのかもしれません。

年収が上がるかどうか、条件が良いかどうか。
そんな基準ばかりで求人を見ていたからこそ、どこか気持ちが動かなかったのだと思います。

だからこそ一度立ち止まり、
「自分は何をしているとワクワクするのか」という原点に戻って考えてみることにしました。

そのとき、ふと頭に浮かんだのが「たい焼き屋」でした。
正直、この選択が正しいのかはまだ分かりません。
それでもボクは、自分の直感を信じて一歩踏み出してみることにしました。

次回予告

次の記事では、実際にたい焼き屋の求人に応募し、面接を受けたときのことを書きます。
どんな感覚だったのか、面接で何を感じたのか――
45歳で挑む、新しい挑戦のリアルをお届けします。

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