骨折してから1週間。今日は経過を見てもらうために病院へ行ってきました。
レントゲンを撮って、先生の問診を受けて、今の膝の状態を確認。正直、骨折した当日よりも、今のほうが膝が腫れている感じがしていたので少し心配していました。
でも、この1週間でボクがいちばん強く感じたのは、膝の腫れ以上に「休んでみて初めて、職場の本当の価値が見えた」ということでした。
前編はこちら。雨の日のミニベロ通勤で転倒。膝を骨折した日/骨折4日目の記録
病院で聞いたこと|腫れ、安静、リハビリの流れ
「なんで1週間経った今のほうが腫れているんですか?」と聞いてみたところ、先生の答えはこうでした。
かぶれによる腫れと、動かしていないことによるむくみ。血が溜まっているわけでも、ヒビが広がっているわけでもないとのことでした。
少しホッとした反面、痒みもなかなかつらかったので、そのまま痒み止めの塗り薬も出してもらうことに。
気になっていたことをいくつか追加で確認しました。
- 車の運転:ダメ
- 安静:基本は膝を伸ばした状態。できるだけ曲げない
- お風呂:できればシャワー(浴槽は膝を曲げるため)
- 結論:とりあえず、あと1週間は安静に
1週間後は自己判断で出勤してもいいとのこと。ただし膝を90度以上曲げないこと。2週間後に再レントゲン、その後リハビリへ——という流れだそうです。
今日は最後に、湿布やサポーターで出る痒みを抑える塗り薬と、チューブ包帯ももらって終了でした。
今いちばん痛いのは、実はふくらはぎ
膝のヒビそのものももちろん気になります。でも、今ボクがいちばんつらく感じているのは、張ったような痛みがあるふくらはぎでした。
それも先生に伝えると、「動かしていないからですね」と、かなりあっさり。
さらに、ときどき膝まわりに「ピキッ」とした痛みが走ることもあって、それも聞いてみたのですが、「そりゃ骨折だからね」で終了でした。なんというか、妙に納得させられるひと言でした。
その足で、職場にも報告へ
病院のあと、働き始めて3ヶ月目の精肉屋へ報告に行きました。
顔を見るなり、みんなが口をそろえて「大丈夫ですか?」「無理しちゃダメでしょ」と声をかけてくれて、まずその時点で少し救われました。
「どうだった?」と聞かれたので、「あと1週間は寝てろって言われました」と伝えると、
「だ、そうです。会長……では明日も配達お願いします(笑)」
なんて冗談も飛びつつ、でも会長は本当に残念そうな顔をしていて。人が足りないのは事実でも、それを責める空気がなかったのがありがたかったです。
そして会長からは、「まずはしっかり治してから来てください」——そんな優しい言葉をもらいました。
休んでいるボクに、夏服とボーナス
この1週間、部屋でどう過ごしていたかなんて世間話をしていたら、会長が「そうそう……」と、注文していた夏服を渡してくれました。
その中に封筒が入っていて、「なんだろう?」と思って聞くと、
「少ないけどボーナス。うちは早いから、入れときましたよ」
いや、正直びっくりしました。ボクはまだ入社して実質2ヶ月ほど。3ヶ月目で骨折して休んでいる身です。
「いいんですか……?」という気持ちが本音でした。
すると会長が続けて、
「入社して2日目でお客さん対応を始めるし、1週間でスライサーも触り始めるし、配達もミスがないし。期待値込みで、少ないけど入ってますので」
もう、ありがたいのひと言でした。
小さな職場だからこそ見える、強さがある
今回のことで、改めて感じたことがあります。
40代の転職で本当に大事なのは、仕事内容や給料だけじゃない。もちろん条件は大事です。生活もあります。
でも、それ以上に大きいのが職場の人間関係や空気感なんだと思いました。
人間関係が悪い職場だと、休めば「まだ休むの?」「いつから来れるの?」——そんな言葉が飛んできてもおかしくありません。
でも今の職場は違いました。「早く戻ってきて」ではなく、「ゆっくり休んで、しっかり治して」——そう言ってくれる人たちがいる。それだけで、どれだけ気持ちが軽くなるか。
今の精肉屋は、決して大きな会社ではありません。でも、小さな職場だからこそ見える強さがあります。
- それぞれが全体を把握していて、誰かが急に抜けてもなんとか回せる
- 社長も奥さんも、時間を見ながら必要なら自分で動く
- 会長も70歳を超えているのに、自ら配達に出る
「ここまでやったら終わり」ではなく、「今なにが足りないか」を見て、自分から埋めにいく。そういう空気が、ちゃんと職場にあるんです。
だからこそ、ボクが骨折したときも、責める言葉ではなく、優しい言葉が出てくるんだろうなと思いました。
過去の仕事と比べて、今の職場で感じる安心感
これまでの仕事を思い返すと、ソムリエ時代には、少しキッチンとホールの間に溝のようなものがありました。
ドライバー時代には、やる人とやらない人の差がそのまま放置されるような空気もありました。
でも今の職場は、誰かに任せきりにしない。気づいた人が動く。足りないことをちゃんと口にする。そして、それが嫌味ではなく、自然なコミュニケーションとして回っている。
この環境に入れたことは、本当に運がよかったと思っています。転職を決めたときの話は、こちらの記事にまとめています。
40代で転職しても、ちゃんと居場所はある
40代で転職を考えていると、
「もう遅いかな」「未経験だし厳しいかな」「人間関係、また失敗したらどうしよう」——そんな不安はどうしても出てきます。ボクもそうでした。
でも、実際に動いてみると、年齢よりも、これからどう働きたいか。どんな場所で、どんな人たちと働きたいか。そこがすごく大事なんだと感じています。
もちろん、転職すれば全部うまくいくなんてことはありません。骨折みたいに、思わぬことだって起きます。
それでも、何かあったときに「ちゃんと休んで」「まずは治して」——そう言ってくれる職場に出会えることはある。それは40代からでも、ちゃんとあるんだと思います。
今は焦らず、しっかり治す
ボクには、将来キッチンカーで全国の競馬場を回るという夢があります。だからこそ今は、焦って無理をするより、ちゃんと治して、また前に進める状態に戻すことが先です。
遠回りに見えても、止まることが必要な時期もある。今回の骨折で、そんなことも少し感じています。
もし今、40代で転職を考えている人がいたら。不安があるのは当たり前です。でも、勇気を出して一歩踏み出した先に、こういう温かい職場があるかもしれません。
ボクもまだ挑戦の途中です。また競馬場で会えるその日まで、ひとつずつ進んでいこうと思います。
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