- 新しい記事は一本も書かなかったのに、ブログが少し形になった夜に何をしたか
- 一度諦めたブログを整え直したあと、これから何をしたいのかが少し見えてきた話
- キャッチコピー一文字の修正から、カテゴリー「棚」の並べ直しまで——地味な整備の記録
10月4日の深夜、午前1時半すぎから2時半ごろまで、ボクはパソコンの前に座っていた。
この夜、新しく書いた記事は一本もない。写真も一枚も足していない。
やったのは、すでに書いてあるブログの「入り口」と「本棚の仕切り」を、今の自分の言葉に合わせる作業だけだ。地味な作業だ。だけど、終わってみたら少しだけうれしかった。ブログが、ほんの少し形になった気がしたからだ。
一度、ボクはブログから逃げた。ドライバーをしていた頃、手取りを増やしたくてWordPressで副業ブログを始めて、使い方がよく分からず、書いていても楽しくなくて、やめた。あのときの話はこちらの記事にも書いた。
それをもう一度やり直している。今日はその、途中の一日の記録だ。
新記事は一本も書かなかった夜
急いで仕上げなければならない記事はなかった。アクセスが跳ねたわけでもない。
それでも、名前と順番が頭の中とずれているままでは、次に書くたびに迷う。迷うと、書かなくなる。ボクはそれを、副業ブログのころにもう一度経験していた。
だから今夜は、記事を増やすより先に、これから書く記事が迷わないように、棚の名前と順番を整えることだけを選んだ。気がつけば午前2時を過ぎていた。
ブログは、店の看板と同じ
ブログの名前や並び順は、店の看板と同じだと思う。
看板の名前が古いと、読んだ人の頭に残る意味も古くなる。今夜直したのは、文章の上手さではない。名前、順番、説明の有無、目印の絵、そして住所(URL)だ。
たった一文字を直した
画面の左上、赤い丸い印の下に、短い一行が置いてある。
直す前は「ハンドルを切らずに、肉を切る。」 直した後は「ハンドルを切れずに、肉を切る。」
違いは「ず」と「え」だけ。
「切らずに」は、切るのをやめた、という止め方に聞こえる。「切れずに」は、ハンドルを切ることができなくなった、という事情に聞こえる。
ボクの経歴は、トラックの仕事でハンドルを握っていた側から、肉を切る仕事へ移った、という話だ。45歳で未経験から精肉店へ——残したいのは、後者の意味だった。これは、誤字を直しただけの話じゃない。
おかしいのは、トップページの大きな見出しは、もともと「切れずに」になっていたことだ。ずれていたのは、一番上の細い帯に出る小さな文字だけ。大きい看板と小さい看板で、一文字だけ言葉が違っていた。
たった一文字だけど、ボクにとっては、今の45restartを表す大事な一文字だった。
赤い丸い印が、壊れた絵になった
その一行を直したあと、左上の丸い印が消えて、壊れた絵のマークになった。印そのものを捨てたわけではない。サイトの部品を入れ直したときに、絵のファイルの置き場所がずれて、画面が絵を見つけられなくなっただけだ。
あの印は、赤い円の中に肉とワイングラス、「45restart」の文字が入っている。ブログの顔なので、文字だけが残っていると急に寂しく見える。直し方は、絵を外の棚から毎回呼ぶのではなく、部品の中に絵そのものを埋め込むやり方にした。これなら、置き場所がずれても顔が残る。
「夢見る40代」の棚を並べ直した
ブログの中身は、大きな箱が4つある。
精肉日報、40代の転職、飲食レポ、そしてもともと「夢見る休日」と名づけていた箱。この4つ目を「夢見る40代」に変えた。
「休日」だと、仕事が休みの日の趣味、という狭い意味に聞こえる。ミニベロ、体力づくり、競馬、そしてこれから書くキッチンカーの夢は、休みの日の出来事だけでは足りない。40代の生活の中で見ている夢、という箱にしたかった。
名前を変えたのは、上のメニュー、横の欄、トップページの「テーマから探す」、そしてWordPressの管理画面のカテゴリー名。表の看板は日本語で変えられる。奥の住所(URL)は、むやみに変えると、昔貼った道順が行き止まりになる。最初は名前だけ先に揃え、住所は後回しにした。
「夢見る40代」の中に、小さい分類「夢はキッチンカー」も足した。肉とワインのキッチンカーで、妻と全国の競馬場を回る——その夢の話が、競馬や休日の箱の隅に混ざっていた。夢そのものを置く棚がなかった。まだ記事は一本もない。空の棚だ。でも、箱を先に作っておけば、これから書く記事は迷わない。
中の順番も入れ替えた。夢はキッチンカーを先頭にし、そのあと40代の体力づくり、ミニベロ日記、競馬好き夫婦。夢を一番下に置くと、付け足しに見える。この箱の芯は夢なので、キッチンカーを先頭にした。
あわせて「競馬」を「競馬好き夫婦」に変えた。競馬の予想やレース結果の箱ではない。競馬が好きな二人の生活、妻と行く話、将来キッチンカーで競馬場を回る話が入る場所だ。短い「競馬」だと、趣味の実況ブログに見えてしまう。
トップページの「テーマから探す」には、4枚のカードがある。それぞれのタイトルの下にあった説明の一文を、4つとも消した。カードには、分類名と、その中の小さい項目だけが残る。特に「仕事以外の楽しみ。」という文は、新しい「夢見る40代」と噛み合わない。説明を短く残すより、説明をやめて、中身の名前を見せる方を選んだ。
73本を調べて、住所を変えた
「夢見る40代」の看板だけ、英語の飾りが古い「DREAM HOLIDAY」のままだった。日本語の名前を先に変えたので、英語と住所(dream-holiday)に、休日の名残だけが残っていた。
住所は変えると、昔貼ったリンクが切れることがある。最初は変えない、と決めた。ブログは記事が資産なので、道を塞がない方が安全だ。そこで過去の記事73本の本文を調べた。 dream-holiday へ向けたリンクは記事の中に1本もなく、使っていたのはトップやメニューだけだった。記事の道を塞がない、と分かってから変えた。
揃えたのは、英語の飾り(DREAM LIFE)、目印(🧭)、住所(dream-life)の3つ。方位磁針は、休日の遊び道具ではなく、40代の進む方向を示す印にしたかった。
精肉日報 — 分かったこと / お肉博士検定メモ / お肉食べたい
40代の転職 — 転職した理由 / 転職後の変化 / 転職を振り返る
飲食レポ — お肉食べた / ワイン飲んだ
夢見る40代(DREAM LIFE・🧭・dream-life)— 夢はキッチンカー / 40代の体力づくり / ミニベロ日記 / 競馬好き夫婦
なぜ「形になった」と感じたのか
新しい記事は一本も増えていない。それでも、うれしかった。
理由はたぶん、自分の頭の中が、そのままブログの形になったからだと思う。
前は、夢の話が競馬の棚の隅にあった。体力づくりの話が休日の箱に混ざっていた。どこに置けばいいか分からないから、書くたびに迷って、迷うと書かなくなる。
今夜、棚を作った。住所を決めた。名前を自分の言葉に直した。すると、次に書く記事が「どの棚に入るか」を、もう考えなくていい。書く前に立ち止まる理由が、一つ減ったのだ。
これは、ブログの話だけでは終わらない気がしている。
ボクは45歳で、未経験から精肉店に転職した。来年はお肉検定を受ける。いつか、妻と全国の競馬場を回る肉とワインのキッチンカーをやりたい。
そのどれも、まだ途中だ。うまくいった、とは言えない。でも、一度は逃げたものを、もう一度やっている。そして今日、少しだけ前に進んだ。
それは、挑戦の自信になる。派手な成功ではなく、「あのとき逃げたボクでも、やればできる」という、静かな自信だ。
この記事自体も、「夢見る40代」の棚に入る話だと思っている。キッチンカーの夢だけじゃない。45歳でもう一度ブログに向き合った、という記録でもある。
まとめ
今夜やったことは、次のとおりだ。
- 一文字(ず→え)を直して、看板の言葉をそろえた。
- 壊れた顔(アイコン)を、部品の中に埋め込んで直した。
- 「夢見る休日」を「夢見る40代」に変え、中に「夢はキッチンカー」の棚を足した。
- 73本の記事を調べて、壊れる道順はなかったので、英語・目印・住所の3つを揃えた。
- 新しい日記の記事は書いていない。写真も足していない。
一度諦めても、やればできた。
ブログも人生も、完成してから始めるものじゃない。迷いながらでも、棚を一つずつ作っていけばいい。
この記事が、同じように「もういいかな」と思っている誰かの、少しだけの判断材料になればいい。
※この記事は筆者自身のブログ運営・サイト整理の体験をもとに書いた記録です。WordPressの設定やカテゴリー変更の結果は、サイトやテーマによって異なります。


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