キッチンカー4台を見て考えた。45歳、夢を商売にする難しさ

10/12府中障害センターでの出展模様 夢はキッチンカー
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先日、プールに行ったら、施設が賑わっていた。その一角に、キッチンカーが4台。

写真には3台しか写っていないけれど、実際には4台出店していた。ホットドッグ。唐揚げ弁当。クレープ。そして、おにぎり。ワンハンドからお弁当、デザートまで——自分の好きなものだけを売ればいい、とは思えなくなった。それが、今日の結論に近い。

プールにキッチンカー4台

なるほど、これがキッチンカーの出店というものか。そんなことを考えながら、しばらく眺めていた。

プール施設に並ぶキッチンカー。写真には3台写っているが当日は4台出店
▲ プールの一角。写真は3台だが、当日は4台出店していた。

4台あるのに、食べたいものがなかった

正直に言うと、ひと通り見たものの、食べたくなるものがなかった。あくまで、ボク個人の感想だ。もしここで何か食べるなら、クレープ一択。

そもそも、ボクには昼食という概念があまりない。朝はバナナとチョコレート。平日の昼は会社持ちなので、蕎麦だったり、カレーだったりを食べている。休日になると、朝にトーストを食べたら、夜まで何も食べないこともある。食べるとしても、ポテチなどのお菓子で済ませてしまう。

競馬場に行けば、妻が競馬場で食べるためのお弁当を作ってくれる。それを食べながら、ビールを飲む。でも、放っておけば、ビールとソフトクリームだけで昼食が完結してしまう男なのだ。

……我ながら、食に対する意識が低い。そんな45歳が、キッチンカーで何を売ろうというのか。

自分が食べたいものだけでは商売にならない

ボクがキッチンカーをやるなら、ワンハンドで食べられるものがいいと思っている。片手で持って、気軽に食べられる。お祭りやイベントの途中でも、競馬場でレースを眺めながらでも楽しめる。そんな食べ物を提供できたら面白そうだ。

今は、手元に残っているレシピを使って、オリジナルのフレンチ風お弁当を提供するイメージを膨らませている。

キッチンカーの夢イメージ。フレンチ風お弁当のポワレソテー
▲ 手元のレシピから、フレンチ風お弁当を想像している。

鶏むねのマスタード焼きのようなメニューも、そうした流れの一つだ。お弁当だけじゃなく、片手で食べられる料理も作れないだろうか——そう考えると、夢が少し具体的になる気がする。

ただ、今日の4台を見て、もう一つ考えた。自分が売りたいものを考えるだけでは、ダメなんだろうな。

キッチンカー4台。それぞれの商売がある

ホットドッグがあるなら、ピザは出しづらいかもしれない。唐揚げ弁当があるなら、唐揚げ丼などは競合しそうだ。クレープがあるなら、たい焼きのような甘いものも、お客さんを取り合う可能性がある。おにぎりがあるなら、焼きたてを売りにするパンも、主食という意味では競合するかもしれない。

もちろん、味も価格も違うし、同じジャンルでも共存できることはある。それでも、4台しか出店できない場所なら、ジャンルが偏らないように考えるのは自然なことだ。主食があり、軽食があり、デザートがある——それぞれのお店に違う魅力があれば、お客さんも選ぶ楽しみが増える。

自分の好きなものを作って、自分が納得できる値段で売る。それだけでは、商売は成り立たない。お客さんが何を求めているのか。ほかのお店と何が違うのか。その場所に来る人に、何を届けられるのか。そんなことまで考えなければいけない。

……なるほど。ボクが金儲けに疎い、年収400万円の45歳をやっている理由が、少しわかった気がする。いや、わかったところで、すぐに商売上手になれるわけではないのだけれど。

キッチンカーには、ちょっとした非日常がある

路面店なら、そこにお店があることを知っていて、食べたいものを目当てに訪れる。キッチンカーにも、目的を持って買いに来るお客さんはいるだろう。

でも、もう一つの楽しさがあると思う。誰かの行き先に、たまたま出店している。「あ、キッチンカーだ!」——そんな偶然の出会い。普段なら買わないものでも、なぜか気になる。いつもの場所なのに、ちょっとしたお祭りのような雰囲気がある。ボクは、そこがいい。

以前、講習を受けに行ったときにも感じたことだが、路面店とは違う柔軟な発想が必要なのだと思う。出店する場所によって、お客さんも変わる。イベントによって求められるものも違う。限られたスペースで、限られた時間に、どうやって自分のお店を選んでもらうのか。単価や原価、売上、出店料——売上の1割が出店料になるような場合も含めて、数字のことだって考えなければならない。夢だけでは、キッチンカーは走らせられない。

ボクがキッチンカーをやりたい、本当の理由

フレンチと聞くと、敷居が高いイメージがあるかもしれない。でも、高級レストランでしか楽しめないものではないはずだ。魚介のうまみが詰まったブイヤベース。そば粉を使ったガレット。ベーコンや卵を使ったキッシュ。工夫すれば、もっと身近に楽しめる料理だってある。まだ具体的なメニューも、提供方法も、決まっていない。今すぐ始められるわけでもない。

ここまで書いておいて、こんなことを言うのも何だけれど。ボクは、商売で大成功したいからキッチンカーをやりたいわけではない。やるからには赤字を出したくないし、きちんと商売として成り立たせる必要はある。でも、それが一番の目的ではない。

ボクがやりたいのは、キッチンカーで全国の競馬場を巡ることだ。競馬好きの妻と一緒に、レースを楽しんで、おいしいものを食べる。できれば、自分のキッチンカーで料理を提供しながら、そんな旅を続けていきたい。そのための手段として、キッチンカーがある。

ワインソムリエとして働いた経験。トラックドライバーとして働いた経験。そして今、精肉店で肉のことを学びながら働いている。うまくいかなかったこともある。でも、もしキッチンカーをやるなら、バラバラだった過去と今が、一つにつながる可能性がある。都合のいい夢だけれど、ボクにとっては、それがいいのだ。

45歳。今は、目の前の仕事を頑張る

今のボクは、精肉店で働いている。会長や社長、そして一緒に働く人たちから信頼してもらえるように、日々の仕事に精進している。夢があるからといって、今の仕事をおろそかにするわけにはいかない。

45歳で未経験転職したボクは、うまくいかない日もあった。研修でつまずいたこともある。それでも今は、肉のことを学びながら、こうしてブログも書いている。キッチンカーは、まだ始めていない。プールの4台を見て、商売の難しさを考えている段階だ。

転職すれば、必ず成功するわけではない。夢を持てば、必ず実現できるわけでもない。それでも、過去の経験が、あとになって別の形で役立つことはあるかもしれない。少なくとも、ボクはそう信じてみたい。

まとめ

プールで見かけた4台のキッチンカーから考えたのは、ジャンルの選び方や商売の難しさだけではなかった。自分は何を売りたいのか。誰に何を届けたいのか。そして、なぜキッチンカーをやりたいのか。まだ答えは出ていない。でも、夢は少しずつ具体的になっている。

45歳。まだまだ、夢の途中である。

ちょくえいのプロフィール画像

🥩 ちょくえい / 45歳・精肉修行中
今回はプールのキッチンカー4台から、夢と商売の距離を考えた記録です。
夢はキッチンカー
競馬場で売る、鶏むねマスタード焼き
キッチンカーの夢を、
一皿ずつ具体化している記録。

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※この記事は筆者自身の体験・感想をもとに書いた記録です。キッチンカーの出店条件や出店料は施設・イベントによって異なります。

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